カモヨコ新店舗で入手したトポを頼りに、湯河原幕岩でボルダリングしてきました。
道連れ3人。全員、湯河原は初めて。駐車場からアプローチが良いということで、まずは河原エリアへ。
蝉たちが鳴き狂う炎天下、早くも滝のような汗を流しながら歩道を進むと間もなく目に入ってきたそれらしい岩。トポの写真と見比べるとどうやら堰堤(えんてい)岩らしい。しかしこの岩、道のすぐ脇にあってクラッシュパッドを広げると通行の邪魔になる。これはないなぁと思っていると、その狭い道をトラックが通過。ダメです。轢かれます。気を取り直して歩を進めると、続いて見えてきたのが埋もれ岩。これも人目に付くのでパス。
不穏な空気が流れ始めた矢先、埋もれ岩と池の間のヤブを分け入ったところで池岩発見。人目に付かず、尚且つ登りたくなる良いシェイプ。テンションも持ち直し、湯河原ボルダリングはここからスタートすることにしました。
池岩はヤブに囲まれた場所のせいか長らく触られていないらしく、ツタが絡みつきホールドには苔がモリモリ。ブラシでそれなりにお掃除して、あとは登りながら必要なところを磨くか、と。先陣を切ってkさんが右カンテ(7級)にトライ。難なく落とす。続いてsukoさんが一番魅力的な真ん中のラインにトライするも残念。三番手、自分は右カンテに取り付く。手足が良くアップに丁度いい。アップといっても体感気温42℃、風呂に浸かっているような真夏の空気で既に体は温まりきっている。四番手、本日外岩デビューのwさん。右カンテ成功。
6級の真ん中のラインはどこを持っていいか分からず、みんなで探るうちにkさんが左のピンチを持っていい線まで行く。これを見てstoneが上部で危うくなりながらも成功。続いてkさんも綺麗なムーブであっさりクリア。
池岩をひと通り遊んだあと、河原エリアのメインと思われる桜岩へ移動。桜岩は程良い木立ちの広場にあって、ちょうど造園の方々が下草を刈ってくれた直後だったので足元も良好。高さ3mほどでどっしりとした岩は全周に課題が設定されていてバリエーションも豊富。ランディングも平坦で言う事なしです。なにより木陰がありがたい。ここで一日遊べる、というか暑くてもう移動したくない。
さて桜岩、まずはノーズから。トポではSDで2級になってますが無理っぽいので途中の左カンテと右ガバを持ってスタート。ノーズのガバをマッチして右足乗り込み、そしてマントル。楽しい。SDスタートを探ってみたけどまったく可能性なしでした。
次にスラブ(6級)。洗ったせいかミウラーがツルツル滑って危うかった。ハイステップ(7級)はkさん、sukoさんが一撃するなか、何故かハマって3回目でようやく成功。
岩の北面をトライしようとしたところホールドの横でジガバチさん(ドロバチかな?)が巣作りの真っ最中。泥団子を抱えてきてはせっせとフジツボのような巣を拡張しています。
しばらく観察してみて、特に警戒する様子もなく黙々と巣作りに励んでいらっしゃるので、巣から飛び立った隙を狙ってカンテ(SD)6級に挑戦。スタートのガバから右手縦カチ、腰を入れて立ち上がり左手でリップのガバを保持。あとは足を上げていくだけなんだけど、上のガバをとろうと右手を伸ばしたところで目の前にバッタさん登場。驚いて一瞬躊躇する。バッタさんが飛び去り、右手を保持したところで今度は足元でジガバチさんがご帰宅。怖いので巣の中で落ち着くのを待ち、どうにかクリア。絶対にジムにはない状況で、なんとも楽しい。
ノース(SD)2級は同じガバからジガバチの巣付近の縦に並んだ2つのカチを使うのかと思うけど、ラインが分からず、とにかく登れず。
腕はほぼ終わっていたけど、西面のカンテ(SD)4級を試してみる。あーだこーだやってみるが、足が決まらず、保持力も尽き、最後はみんなで凹角を途中から楽しく登って達成感のうちに終了ー。「ゆとろ嵯峨沢の湯」で汗を流し、帰路に着いたのでした。
今回の湯河原、河原エリアの2つの岩だけだったけどとても楽しめました。外岩たのしい。しかしまぁ何よりも暑かった。どれだけ汗をかいたことか。熱中症で誰も倒れなかったのが不思議なくらいです。トポに「10月~5月が適季」と書いてある通り、真夏にはかなり厳しいエリアですね。他のクライマーに会わなかったのはそういう訳か。
今度は涼しい時期に行きたいと思います。
2 Responses
kouwatan
涼しくなったよ!
いこうよ!
stone
行きましょう!
他の岩も触ってみたいよね。