LA SPORTIVA – Futura スポルティバ フューチュラ
スピードスターが気に入って、インドアのメインシューズとして使っています。
「スピードスターの進化系」、「ソリューションとスピードスターのハイブリッド」なんていうフューチュラの前評判を聞いたら買わない訳にはいかないのですよ。
カラファテに入荷したその週末に早速買いに走りました。
ジムで延べ3日間使用したので、感想を少々。
(弱小クライマーのただの感想なので鵜呑みにされないようお願いいたします。念のため。)
- ソールの剛性はスピードスターより高め。パイソンと同じくらいかな?
- トゥボックスの形状はスピードスターとほぼ同じ。若干薄くなった気がしないでもない。
- 馴染むのは早い。
- ストラップ式ベルクロ(ファストレーシングシステム)は小指の付け根辺りまでちゃんと締まる感覚がある。
- NO-EDGEコンセプトは相変わらず調子が良い。(インドアの話。外岩未使用です。スピードスターも外ではあまり使っていないので分かりません。)
- 画像で見るより実物の方がカッコイイ。
まだ使用回数が少ないし、完全には馴染んでいませんが、かなり気に入りました。
スピードスター好きとしては買って大正解でした。次期メインシューズ当確。
以下、取り留めのない雑感をお送りします。
以前測ってもらった足の実寸は、右25.3cm / 左25.8cm。
中間を取って25.5cmを目安にシューズを選んでいます。
今使っているスピードスターはEU40hです。指がちょい曲がるくらいで程良いフィット感。
ただ、一般的にはかなり余裕なサイズだと思います。
2足目の痛さで挫折したトラウマ以来、緩めを選ぶようになりました。
足の幅が広いせいか、単に痛さに弱いのか。
いずれにせよ、痛くて登りに集中できないようでは本末転倒じゃないかという自己弁護。
でも、小さいサイズならもっと足が使えるんじゃないか、そろそろ冒険してみてもいいんじゃないかと思い始めました。
冒険といっても世間並みのサイズにチャレンジしようという程度ですが。(世間てなんだろう。)
スピードスターは足型合っているし、フューチュラも似たような形なら39hはいけそうだ。もし39が履けたらいいな。よし目標39。
ということで、まず39から試し履きさせてもらいました。
ビニールを履いて39に足を入れたところ、特につま先側が結構きついけど、馴染んできたらジャストサイズじゃなかろうかという予想外の結果。
ヒールの収まりもジャストに近い。アキレス腱側はかなり押されるけど、かかとのサイドと下はまだ行けそうな感じ。
ダウントゥなので、足型とかかとのボリュームによってはある程度余裕があるのは仕方がないとのご意見も。
確認のため38hも履かせてもらう。
38hのサイズ感は、踏み込むとつま先がほとんど曲がらずにすぐに拇指球の辺りから浮くくらいパツパツでした。
足指がギチーッと絞られて結構痛いです。
この状態のままだとスメアもトゥフックもしにくくて、シューズの特徴を活かせないかなーと。やっぱり39かな~。
でも、ヒールはサイドも下もパツっと収まって、がっちりヒールフックを使えそう。このヒールの収まりは魅力。
カラファテでは38hと39を履き比べ、相談に乗ってもらいながら随分長い時間迷わせてもらい、
最終的に、「よし、今回は攻めるんだ!(当社比)」ということで、意を決して38hを選んだのでした。
そしてビニール着用でジムで慣らし運転へ。
1日目、2日目こそ本当に馴染んで使えるようになるのだろうかという程に痛かったけど、3日目前半には早くも馴染んできた感覚が。
やっぱり足型が合っているのでしょうね。
キツくてギチーッと締め付けられるけど、ビニールで履いている分には部分的に当たる所はなし。
3日目後半にはヒールをガッチリかけるとビニールが滑るので素足にチャレンジ。
すると、脱ぎ履きは大変で小指とか擦れるけど、どうにか履けちゃいました。
ビニール取るまで延べ10日くらいを想像していたので、逆に不安になります。
38でも行けたのか?いや無理でしょ~、なんて。また迷子になりそうです。
スピードスターもそうだったけど、つま先のサイドは薄めのラバーが貼られているので横幅方向には柔軟性があるようです。
馴染むのが早かったのも、このトゥの造りのお陰かと。
ところで、スポルティバ・ジャパンのサイズ換算表を見ると、実寸25.5cmはEU39-39h。
左足が25.5cmよりちょい大きい私は39hでもいいんじゃないか?
一方、Pumpオンラインショップでは、ソリューションのサイズからハーフ下げたサイズとある。
そうすると、EU37-37hになる。
37hはさすがに無理だし、38もリスキーだなぁ。
もちろん、どちらも「あくまで目安」なわけで。
足型、好み、目的、慣れ、色々な要素でサイズは変わりますよね。
結果的には、この中間あたりの38hが私にとっての正解だったようです。
メーカーがシューズを作る時に想定した履き心地とか適正サイズってきっとあると思うんです。
足型と好みによってサイズは人それぞれというのは間違いないのだけれど、「想定した足型で新品を履いて立ち込むと、これくらいつま先が曲がるのが開発時の想定サイズですよ」なんて情報があると、新しいシューズのサイズ選びの時に参考になって、迷子になりがちな私には大変心強いなぁと思う次第です。
そういう情報があってもなくても、知り合いのクライマーから話を聞いたり、ネット、雑誌で情報を集めて、ショップの方と相談しながら迷いながら最終的に自分の経験とフィーリングで決める。結果、時に成功、時に失敗。そしてその経験を次のシューズ選びに活かすというサイクルは楽しみのひとつではありますが。
もしかしたら無理かもと思っていたサイズが適正に思えてきた今、さらなる限界サイズに挑戦するイバラの道に迷い込まないかと不安です。
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