シドニーと沖縄でボルダリング

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思い出しブログシリーズ。2018年11月にシドニーと沖縄に行ったときの話。

「シドニー」「沖縄」と聞いてピンときた人もいるでしょう。そう、SFC修行です。

この年は夏にノルウェーに行ったことでANAプレミアムポイント(PP)がそこそこ貯まり、この勢いでプラチナステータス(=スターアライアンス・ゴールド)を獲ってしまえということで、業界では有名なOKA-SYDルートでSFC修行をしてきました。

そして、ただ飛行機に乗るだけではもったいないので、ついでに岩も触ってきたしだいです。

SFCに興味のない人にはお金と時間の浪費にしか映らないでしょうけど、まあ趣味の世界なので。

シドニー往復の前後に沖縄を計2回往復するという、何やってんだという行程。…ここに合理性を求めてはいけない。

  • 初日: 羽田→那覇→羽田→シドニーへ(機中泊)→
  • 2日目: →シドニー着、ボルダリング(ホテル泊)
  • 3日目: ボルダリング、シドニー発→沖縄着(ホテル泊)
  • 4日目: 具志頭でボルダリング、那覇→羽田

夏のロフォーテンはタイ航空とSAS利用で20,084PP。国内出張で6,344。そして、このOKA-SYDで23,660PP。合計50,088PPで、めでたくSFCに到達したのでした。


さて、旅の話を。

初日の羽田出発時。天気がよく、川崎の工業地帯が一望できた。眼下の東京湾も浅瀬が透けて見える。いままで気が付かなかったけど、割と透明度あるのね。

13:30那覇空港に到着。18:15の便で羽田に戻るので、ゆいレールに乗って沖縄そばだけ食べに行く。ゆいレールの切符はQRコードなんだね。初めてだったので少々戸惑った。

木灰そば「とらや 」で本ソーキそばと五目じゅうしい。ダシはあっさりで、コーレグースを入れてちょうど良い。久しぶりの沖縄そば、美味しくいただきました。

羽田空港に戻ってきた。

ノルウェーに行ったときにデルタ・アメックス・ゴールドからのステータスマッチでトルコ航空のエリートステータス(=スターアライアンス・ゴールド)を獲得していたので、それを活用して114番ゲート付近のANAラウンジを利用。フライトの前にシャワーを浴びる。トルコ航空さん、あざーす。(SFCの踏み台にして申し訳ないが、いつか乗るので勘弁してください)

現地時間9:50、シドニー到着。機内は暑く、フリースいらなかった。

スーツケースはすぐに出てきたけど、クラッシュパッドがなかなか出てこない。と思ったら、オーバーサイズの14番テーブル付近に置いてあった。

OPTUSのカウンターでSIM購入完了。5GB/ 5日間 で10AUDだったかな?忘れた。キャリアの海外ローミングより断然安い。カウンターのお姉さんにセットアップもしてもらって、5分ちょっとで完了。

外に出て向かいの駐車場のHertzへ。気温はちょうど良い。

クルマは日産QASHQAI(キャシュカイ)。デュアリスの海外版らしい。

ボルダリングするため、シドニー近郊の The Balkans というエリアへ。空港からクルマで40分くらい。(迷わなければ)

オーストラリアは日本と同じ左側通行だけど、都市部は交通量が多くてけっこう気を使う。右折信号とか、交通ルールも少し違うところがあるし。QASHQAIはハンドルがやたらと軽くて少し違和感。

高速道路のM1を途中で降りてしまい、人も車も多い街中をさまよってしまった。(やっぱり迷ったか)

エリア目前、最後の左折を曲がりそこね、通り越したらショッピングモールがあったので、昼飯とドリンクを調達。

エリア西側のスポーツ公園的な場所の駐車場にクルマを停めた。気温はぐんぐん上がり35℃に。南半球の11月、春の気持ち良い気候を期待していたのだが。

芝生のグラウンドのフェンスの切れ目から川の方へ降りていく。それらしい雰囲気は出てくるも、登れそうなボルダーをなかなか発見できず、猛暑の藪の中をさまよう。

ようやく発見。穴開きチーズみたいな、横に長いボルダー。トラバースなどして遊んでみた。

トポによると、ここはThe Balkansの中でもThe Cavesという場所?岩?みたい。

川を挟んで反対側(東側)のエリアに行こうと道を探るも、川というか谷がかなり深くて断念。歩き回って熱中症になりそうだったので撤退することに。

The Balkansからクルマで20分ほどのWahroongaにあるホテル。ホテルというか、コンドミニアム的な感じで、キッチンあり、洗濯機あり、ベランダもあり、とても広い。

せっかくなのでオージービーフを夕食用に買ってきたのだけど、あまりの疲れに料理せずに眠ってしまった。結果、翌日は朝食にステーキ260gというハイカロリーなスタートに。


シドニー2日目。今度はThe Balkansの東側から、The Frontlineというエリアを目指す。こちらの方がメジャーらしい。

住宅街に路駐。駐禁の標識はないのでOKのはず。写真の赤い箱(消防隊の何か)が入り口の目印。

真っ直ぐ進むと林にぶつかるので、そこを左に進む。すぐに右に折れる小道があるので、ひたすら進む。谷へ降りる段差が出てきたら、その左側あたりからボルダーエリア。ボルダーは密集しているので、隣の岩はすぐに見つかりますよ。

私は最初、林にぶつかってから右に進んでしまい、ここでもまた迷ってしまった。

エリア入り口付近の垂壁。ほどよい高さでアップに最適。

いきなり上裸ガチムチのローカルクライマーに遭遇したのでちょっと怯んだが、明るく挨拶。

前日はクライマーに会わなかったけど、こちらは若い人たちが3~4グループ来ていた。

人の取り付いていない、程よいボルダーを見つけてトライ。SDからリップ取りまで繋がったけど、マントル返す自信がなく撤退。日差しが眩しい。

デカイどっかぶりの、たぶん有名課題。ランジしている動画を見たことがある。私には難しいので触ってません。

どっかぶりの向かって左面。

きれいなクラックをトラバースしてカンテを上がる。簡単、安全、楽しい課題。

このあと、入り口の垂壁の課題を何本か登って終了。

シドニー空港へ向かう。レンタカー返却場所の駐車場に行くはずが、出発ターミナルの方に入り込んでしまい、再トライしようとしたら高速に乗ってしまうというミス。期せずして空港周辺の住宅街をクルマで観光しつつ、どうにかHertzへ。今回、ほんとによく道を間違えた。

クルマを返したあと、電車で移動してオペラハウスだけ見てくる予定だったけど、なんと駅が封鎖。故障か何か分からないけど、そんなことある? 代替バスを案内されるが、あまり時間に余裕がなく、出発に間に合わないと嫌なので空港でのんびりすることに。

ニュージーランド航空のラウンジでシャワー。トルコ航空さん、ほんとにあざーす。

ビールで一息。軽食、デザートもあり。


シドニー空港(現地時間)21:30出発、14時間飛んで、羽田空港5:05到着。

そして、羽田6:45発→那覇9:30着。レンタカーで具志頭浜へ。

途中、糸満市の南部そばで昼食。

てびち(豚足)が柔らかくて美味しい。

海岸には琉球石灰岩の奇岩が並ぶ。面白い風景。

どの岩も穴だらけなので登れそうだけど、高さがあるのと下降路を考えないと大変なことになりそう。

程よい高さのボルダーを見つけて、いくつか登ってみた。どこでもつかめるので難しくないけど、琉球石灰岩の角が刺さって、とにかく手が痛い。テーピングしたけど手に穴が空きそうでした。特にリップの方は風化が進んでいてめっちゃ刺さる。

那覇に戻ってきて国際通りにある沖縄そば屋「どらえもん」へ。ローカル感のある店内で良い雰囲気でした。

サーターアンダギーをかじりながら国際通り周辺をぶらぶら。

第一牧志公設市場。初めて入ったけど、昭和ノスタルジーな空気が漂っていてとても好き。

残念ながら、移転のため2019年6月に現市場は閉鎖したそうです。閉鎖前に行けてよかった。

首里城も行ったことなかったので覗いてみた。

外装の改修工事中のようです。

このあと、北谷町のアメリカンビレッジをぶらぶらし、海辺のカフェでサンセットを眺めてから、那覇空港へ。


飛行機に乗ること自体が目的で、ついでに岩を触るという適当な旅だったので、まあ良い気分転換になりました。

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