梅雨から盛夏にかけて、夜になるとやってくる彼。
窓から唐突に入ってきて、ブゥ?ンと羽音を立てながら照明にガツンガツンぶつかる。夜の静寂を破る突然の侵入にはいつも驚かされる。
体長20mmくらいの甲虫。アオドウガネというらしい。
捕まえてみると案外力強い。
光の加減で光沢のある緑から褐色に見える。
体側とオシリにふさふさの毛が生えていて、触角は先端が3枚に分かれている。
細部を観察するほど、「よくできてるなぁ」と生物の造形に感心させれられる。
青くつぶらな瞳で、けっこうカワイイやつなのだ。
手の上を這わせていると、突然「バッ」と羽を広げて飛び立ち、再び照明との飽くなき戦いを始める。
ぶつかっても、ぶつかっても、一向にひるまない照明に力尽き、床へ落ちてきたところを確保。窓の外へお帰り願う。
毎年、もの言わぬ彼がやって来て知らせてくれる。
「もうすぐ夏だよ」と。
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アオドウガネもフサフサだけど、指の毛もフサフサ。
One Response
suko
指のフサフサは画像処理でなんとか消してください。もしくはもっとフサフサに。